ビタミンDとは

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ビタミンDとは?

ビタミンDは太陽の光を浴びることによって体内で合成される栄養素です。ビタミンDは、脂溶性ビタミンの1種です。食品では、イワシやアンコウや筋子などの魚介類のほか、干物や干しキクラゲのように日差しを浴びせて加工した食品に多く含まれています。

体内でビタミンDを合成するためには、紫外線を浴びることと適度な体温が必要です。そのため、日光を浴びない生活を送っている人や、日照時間の短い地域で生活している人はビタミンDが作られにくい傾向があります。ビタミンDが欠乏することにより、骨粗しょう症や骨軟化症、くる病が引き起こされます。インドアな生活が長く続くときや、日が短い冬の間は特に積極的にビタミンDを補っていく必要があります。

近年、体内でさまざまなはたらきがあることが分かってきており、世界中で研究が進められている成分です。

ビタミンDを多く含む食品

ビタミンDを多く含む食品 (食品100gあたり)

食品 含有量
あんこうのきも 110μg
しらす干し(半乾燥) 61μg
いわし(丸干) 50μg
すじこ 47μg
しらす干し(微乾燥) 46μg

※文部科学省「日本食品標準成分表2010」より

魚

食品中では魚類や魚介類のほか、干物やキノコ類に多く含まれています。

ビタミンDにはD2とD3の2種類が存在しています。ビタミンD2は主にキノコ類に含まれており、ビタミンD3は魚類などの動物性食品に多く含まれています。日本と比べて魚を食べる機会が少ない欧米では、ビタミンDが添加された牛乳が多く出回っています。

ビタミンDの摂取量

ビタミンDの摂取量

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、成人のビタミンD摂取目安量は1日200IU(5.5μg)とされています。

また、同じく厚生労働省による「平成21年国民健康・栄養調査報告」によると、男性は1日8.0μg、女性は1日7.0μgを摂取できているとされています。

一見十分な量を摂取できているように思えますが、この数値は健康を維持するための十分な量ではなく、病気にならないためのぎりぎりの値だと言われています。 最近の研究では、1日に1,000IU摂取することによって様々な健康効果を示すことが分かってきており、米国科学アカデミーをはじめとする多くの機関では、5.5マイクログラムを超える摂取量が推奨されています。

日本人はビタミンD不足

日本人女性の血中25(OH)D濃度

紫外線というとシミ・シワの原因となり、お肌の敵と思われがちですが、実は私たちの健康維持に欠かせないビタミンDを作り出すために必要不可欠なものです。

皮膚が紫外線を浴びることで、皮膚にあるプロビタミンD3(前駆体)という物質が、体内でビタミンDに変わり、肝臓に蓄えられます。

肌の白さが美しさの基準の一つとされる昨今、紫外線を避けることが当たり前になっているせいか、日本の女性は血中のビタミンDの濃度が理想の値に達していない傾向にあることが分かっています。適度に日光に当たることも健康維持のために大切です。

ビタミンDの論文数

年別ビタミンDの論文発表数

ビタミンDは、1922年にアメリカのマッカラムによって発見されました。

近年、ビタミンDが幅広い場面で健康維持に役立つことが分かり、世界中でさかんに研究されるようになりました。論文発表数も年々増加しており、2000年には年間1,200報程度だったのに対して、2013年にはその3倍以上、およそ3,800報の論文が発表されました。このように、ビタミンDは今最も注目されている成分の一つとされています。

ビタミンDサプリメントを選ぶポイント

余分な成分が含まれていないもの

ビタミンDは摂取目安量がとても少ないため、サプリメントの形にするための余分な成分(賦形剤)が多く含まれている場合があります。
からだのために毎日飲むものですから、添加物などの余計な成分が極力少ないものを選ぶことをおすすめします。

しっかりとした工場で製造管理が行われているもの

厳しい品質管理・製造管理のもとで、安全性や品質が確保された国内のGMP認定工場で製造されたものを選びましょう。

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